メタバースはどのような価値を創出できる?
Yahoo! ニュースにこんなニュースが出ました。
2022年6月、米国に拠点を置く大手コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーがメタバースに関するレポートを公開した。(通称マッキンゼーレポート)
そのレポートによると2030年にはメタバース市場における収益規模が5兆ドル日本円で約650兆円に達するという。
メタバースはどのような価値を創出できるのか。
レポートでは2030年までに予測する各分野の潜在的な価値を一覧表にしているので分野を抜粋して訳してみた。
銀行:新しいB2B製品/サービス(例:保険、決済システム、インフラ)のユースケース拡張。DeFi(分散型金融)によるコンテクスチュアル・ファイナンスなどの新商品の効率化とユーザー・エンゲージメント/サービスの向上。
建設:建設プロセスの変革。プロジェクトのリアルタイムモニタリング、メタバースでの情報収集とトラッキング。IoT/デジタルツインなどによる分散した拠点の一元的な調整とプロジェクト管理。分散したユニットやサプライヤーのコラボレーション、XRによるネジレベルまでの詳細な計画シミュレーション。
製造:IoT/デジタル・ツインによる分散したユニットの集中的な調整・保守・サービス、研究開発でのコラボレーションの増加、XRによる製造・組立の詳細なシミュレーション。データ収集によるプロジェクトのリアルタイムモニタリングと事後分析。
教育:ハードウェアのユビキタス化に伴い、事実上、参加者へのアクセスは無限に。成人のトレーニング/学習体験など、教育の提供と質を向上させる。
行政:パフォーマンスと生産性の向上、スケールアップした公共サービスの提供。メタバースの規制やガバナンスなどの整備によって推進される。
ヘルスケア:病院運営の最適化、効率性の向上、遠隔診断・処置の改善、遠隔コラボレーション。
上記の表から分かるように、メタバース完結ではなく、現実世界と仮想世界を紐づけする活用法が多い。
そんな巨大マーケットに私たちは挑んでいきます。
大航海時代の始まりです。