桜の開花予想について
4月に入り、桜の季節になりました。
開花予想を確認すると東京名古屋大阪では3月末、新潟や仙台などは4月上旬に開花となるようです。
桜はとっても綺麗なのでぜひ満開の時期にお花見をできればいいなと考えております。
調べてみると、今年は下記のような特徴があったようです。
今年のさくらは、関東から西では平年より遅くなった地点が多くなりました。
3月の気温の上がりが鈍かったため、予想より遅くなりました。
北日本では平年より早くなりました。
今年の冬は、寒気が流れ込む回数が少なく長続きもしない、暖冬となりました。このため、休眠打破は弱かったとみられます。
2月はかなり暖かい日が多くなりましたが、3月のはじめにかけて長めの寒の戻りがありました。3月中旬は暖かくなりましたが予想ほどではなかったため、花芽の成長が遅れたとみられます。
4月は気温がかなり高めで推移していて、北海道は平年より大幅に早くなりました。
開花・満開予想の算出手法
桜(ソメイヨシノ)の開花・満開は、気温に大きく左右されます。
気温と開花日の関係については、青野ら(1990,2003)を参考とし、近年の傾向に合うよう、最新のデータで推計しなおし、調整しました。
気温と満開日の関係については、上記の開花日との関係をベースに、朝倉ら(2009)や永田洋ら(2010)を参考にして、推計しました。
予想気温については、週間予報・1か月予報アンサンブル・3か月予報を独自に解析し、統計処理を加えて地点ごとに算出。
これをベースに近年の傾向や自己相関などの気温の特性を考慮して、各地点10000通りの気温推移をシミュレーション。
これを、上記のさくら開花・満開日推定式を使って10000通りの開花・満開日に変換し、開花確率グラフを作成しています。
開花・満開予想日は、この10000通りの開花・満開日の平均としています。
引用:さくら開花予想2024(https://sakura.weathermap.jp/)