ChatGPTの医療応用
皆様、こんにちは。SENECA営業サポートの小川です。
最近、ChatGPTを医療に応用した例をいくつか見かけたので、そのうちの2つを紹介したいと思います。
1つ目は、小児の例。原因不明の症状に悩む4歳の男の子が様々な医療機関で17人の医師に診察を受けたが根本の原因が見つからず。
ご両親がChatGPTを利用し、MRIの結果と症状を細かく入力したところ、ChatGPTは「脊髄係留症候群」の可能性を示唆した。
神経外科医の診察で正確な診断が得られ、手術を経て現在は回復中。ChatGPTが提供した情報が問題の解決に繋がったという例です。
2つ目はChatGPTを用いた自己診断の信頼性を検証した研究で、ChatGPTが一般的な整形外科疾患において正確性や再現性が低いことを報告。
100%の正答率を示す疾患がある一方で、わずか4%の正答率にとどまる疾患も認められ、再現性も低い結果となった。
ChatGPTによる自己診断が医療機関への受診勧奨の精度に欠け、誤診や混乱を招くリスクがあることが明らかになったというものです。
このようにChatGPTは医師が見つけられなかった疾患を明らかにする事例もある一方で、正答率が非常に低い場面もあり、完全にChatGPTを信用できるかというとそうではないようですね。
それでもこれまでは医師が一人で診断をしなければならなかったところを少しサポートするような立ち位置であれば実際に使えるようになる日が来るのかもしれないと思いました。
今後の発展に期待ですね!